遠きヨーロッパの地で生まれ、育まれたクラシック音楽。楽譜の中では何が語られ、どんなドラマが潜んでいるのでしょう?作曲家が楽譜に託した物語を生き生きとピアノで表現すること・・・それこそが演奏の醍醐味ですね。
そのためには、西洋音楽の伝統的な様式と歴史背景への理解、そして楽曲分析(アナリーゼ)は避けて通れません。私はいつも、これらの知識をできるだけ分かりやすく、現代の日本に暮らす私たちの言葉に置き換えて伝えるべく、ピアノ演奏の指導や演奏活動を展開しています。
楽譜に指示されている表現記号は、一体何のために書かれているのでしょう?何を意味して、何が要求されているのでしょう?さらに、ピアノを弾く時、どうすれば楽譜に描写された音楽の内容を的確に表現できるのでしょうか?
これらを軸に、ピアノクラスで指導を行っています。
1999年国立音楽大学ピアノ科卒業、2002年昭和音楽大学大学院ピアノ専攻修了。2007年~2011年フランスのパリ・エコールノルマル音楽院に留学、ピアノ教授課程ディプロム、室内楽高等ディプロムを審査員満場一致にて取得。
2012年以降はパリ、東京や大阪など日本各地でリサイタルや演奏会を開催。
現在、ヨーロッパ芸術文化振興協会及びインターナショナル・フリードリヒ・クーラウ協会会員。